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鍵のプロが教えます!自宅の防犯対策5例

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<目次>

防犯対策の基本

対策が必要な侵入の手口

自宅の防犯対策5例

まとめ

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■防犯対策の基本

今もなお多発する侵入犯罪

住宅を狙った侵入窃盗は減少傾向にはありますが、令和元年には約3万4000件近く(※)になるなど、未だに多くの被害が発生しています。

なかでも特に狙われやすいのが、ドアと窓の防犯対策が全くされていない自宅です。

 

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防犯対策をしないことは家の財物を失うリスクがあるだけでなく、大切な家族も危険にさらしてしまうことになります。侵入の手口を理解し、様々な防犯対策を行うことで未然にリスクを防ぎましょう!

 

ドアの防犯対策の基本

玄関からの侵入を防ぐために必要な防犯対策の基本としては、まず錠前は2つ以上ついているかどうか、こじ開けられないようにガードプレートはついているか、ドア自体は丈夫であるか、などといった対策ポイントがあります。

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窓の防犯対策の基本

元々窓についている鍵を閉めても、ガラスを破ると簡単に解除できてしまうので防犯対策としては全く意味がありません。そのため、補助鍵を上部のサッシに取り付けたり、窓の室内側にクレセント錠を取り付けるなどの対策が基本になります。

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■対策が必要な侵入の手口

主な侵入手口の種類を知ろう

窃盗犯はあらゆる手段を駆使して住宅への侵入を図ります。ですが、それらの手口を分かってさえいれば、防犯対策は可能です。以下に紹介する侵入の手口を知り、事前にしっかり対策しましょう!

・ピッキング

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針金のような特殊な工具をシリンダー部に差し込み、解錠する手口です。何も対策していないドアであれば、わずか数秒で開けられてしまうこともあります。侵入の手口としては最も有名な方法です。

<おすすめの対策方法>

●CP錠 ・●ディンプルキー ●電子ロック など

 

・サムターン回し

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ドアの錠付近にドリルなどで穴を開け、器具を使ってドア内側のサムターン(ひねり金具)を回して解錠する手口です。ドアスコープや、ドアの隙間、郵便受け等から工具を入れてサムターンを回す手口もあるため、サムターンカバー等を取り付けて対策しましょう。

<おすすめの対策方法>

●CP錠 ●ディンプルキー など

 

・ドアのこじ破り
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ドアの隙間からバールなどの工具を差し込み、ドアをこじ開けて解錠する手口です。かなり強引な方法ですが、ピッキングのような技術は必要なく誰にでもできるので、多くの空き巣に行われている手口です。

<おすすめの対策方法>

●CP錠 ●ガードプレート など

・鍵穴壊し
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ドリルやハンマーなどの工具でシリンダー自体を破壊し、 錠内部の機構を操作して解錠する手口です。壊す際に大きな音が出るので、築年数が古い家など、リスクの低い建物がこの手口によって狙われます。

<おすすめの対策方法>

●CP錠 ●防犯センサー など

 

・カム送り

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ドアの隙間からバールなどを差し込みドアをこじ開けた後、直接カムを回して解錠する手口です。鍵穴に触れずに開けることができるので、侵入した痕跡が残りにくく、被害に合ったことに気づかないケースもあります。

<おすすめの対策方法>

●CP錠  ●防犯センサー  など

 

・ガラス破り

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窓ガラスを破ってそこから錠を開けるという、無施錠に次いで被害の多い侵入手口です。バールでの打ち破り、ドライバーでのこじ破り、バーナーでの焼き破りなど、主に3つの方法に分けられます。

<おすすめの対策方法>

●CP錠  ●防犯センサー  など

 

窃盗犯が侵入をあきらめる時間
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都市防犯研究センターの調査では、2分〜10分以内に侵入できなかった場合、約7割の窃盗犯が侵入を諦めるとされています。

(※)例え自宅が狙われたとしても、少しでも防犯対策をしておくことで、侵入される可能性を下げることができます。

 

<防犯性を高めるための4つのポイント>

1.対象物の強化

ドアや窓などの耐久性を高め、侵入するまでに時間がかかるようにする。

2.監視性の確保

家の周囲を見通し良くし、センサーや防犯カメラで侵入経路となりそうな箇所を監視する。

3.接近の制御

容易に敷地内に入れないようにする。(例:塀、生け垣、マンションのオートロックなど)

4.領域性の確保

近所付き合いなどコミュニティ機能を高め、見知らぬ不審者が近づきにくい環境をつくる。

 

 

■自宅の防犯対策5例

「CP認定の補助錠」

自宅のドアを侵入者から守るためには、元からある主錠とは別に「補助錠」を設置するワンドア・ツーロックが効果的です。その中でも、防犯性の高いCPマークの付いた鍵を選ぶことが大切です。

現在主流となっているCP錠は、高強度の素材を使用し、さまざまな侵入手口に強い構造設計がされているので、どんな手口であっても容易に侵入を許しません。5分以上の時間がかかることで、大半の侵入犯を諦めさせることができます。

 

「窓用補助錠」

窓のガラス破りは、犯罪の手口が多様化する今でも非常に多い侵入手口です。一般的な窓のサッシにはクレセント(内締りの金物)が付いていますが、実はこれらに防犯性能はありません。そのため、窓には必ず「窓用補助錠」を取り付けることをおすすめします。全国の郵便局の窓にも必ず窓ガラスのサッシ用の補助錠がついているので、窓の対策はとても重要です。窓の防犯用グッズは他にも、外部・室内用面格子や防犯ガラス、防犯フィルムなどがあります。

 

「電気錠システム」

キーを使用せず自動施錠が可能な「電気錠システム」なら、外出時にうっかり玄関を閉め忘れることもなく防犯性を高めることができます。法人向けの電気錠システムと同様、スマートフォン(Felica)、カード、リモコン、テンキー、生体認証(指紋・静脈)など、必要に応じてさまざまな施錠・解錠方法が選択可能です。

 

「モニター付きインターフォン」

訪れた人の顔を確認できる「モニター付きインターフォン」は、監視・記録機能に加え、外出先からスマートフォンの画面で来訪者を確認できるものがあります。その他にも、女性の声を男性のように変えるボイスチェンジャー付きのものなどがあり、選んだ機種によってはセキュリティ機能を更に高めることができます。

 

「防犯センサー」

窃盗犯が狙った建物に近づいた際、または内部に侵入した際に最も嫌がるものは「音・光」による威嚇です。そのため、「防犯センサー」による対策は侵入者に対して非常に効果的です。

防犯センサーには、人の動きなどを検知する人感センサーや、ドアなどの開閉を検知する開閉センサー、ガラス破りなどを検知する振動センサーなど、様々な種類があります。建物や敷地に合わせて、最適なものを選びましょう。

<セキュリティレベルの違い>

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第一段階:その場で音を鳴らす、光を出す。

第二段階:その場で音を鳴らす、光を出す。さらに関係者に電話で通報。

第三段階:警備員のホームセキュリティ会社と契約する。

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■まとめ

いかがでしたでしょうか?窃盗犯などによる住まいへの侵入手口は年々多様化しているので、定期的な防犯対策の見直しはとても大切です。

弊社ではここまでご紹介したものの他にも、用途に合わせた様々な防犯グッズを取り扱っています。最新の防犯機能を取り入れたものや、既存ドア・賃貸住宅のドアにも設置できるもの、各錠前メーカーのさまざまな特性を持ったCP錠など、お客様のニーズに合わせて幅広くお応えできます。

 

鍵を扱うプロフェッショナルとして、弊社スタッフが製品ごとの特性をふまえた適切な防犯アドバイスを行いますので、住まいの防犯対策について気になる方はいつでもお気軽にご相談ください。